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エポキシ樹脂系接着剤

エポキシ樹脂系接着剤とは、一般的にはエポキシ基を含有する化合物をアミン類や酸無水物などで硬化させる接着剤のことを言います。

 

特長

1. 反応形接着剤である。
2. 無溶剤形である。
3. 硬化過程でガスを発生しない。
4. 優れた接着力を有する。
5. 耐熱性・耐薬品性に優れている。
6. 硬化収縮が小さい。
7. 荷重下のクリープが小さい。
8. 耐久性に優れている。
9. 絶縁性に優れている。

 

用途

金屬、プラスチックなどの広范囲な被着材の接着に適する。

・自動車、車輌、船舶、航空機関系の接着	・電機、電子部品の接着とシール
・建築用復合部材の接着	・精密機器、工芸品などの組立
・運動用具などの接着

 

データ

データ　（PDF　20KB）

 

各種材料に対する接着強さ

引張りせん斷接着強さ（単位：N／mm²）

	1500	EP007	EP330
鉄	15.5	15.0	17.6
アルミニウム	6.0	13.0	10.2
ステンレス	－	22.0	16.3
銅	7.8	10.0	19.8
硬質塩ビ	3.5	4.1*	－
スチレン樹脂	1.9	1.9	0.9
アクリル樹脂	2.9	1.0	0.9
FRP	12.3	8.0	3.9
メラミン化妝板	5.4	－	43.1
ラワン合板	10.4*	10.0*	47.1*

＊……材料破壊を示す

耐薬品性

引張りせん斷接着強さ（単位：N／mm²）

	1500	EP007	EP138
常態	14.0	20.1	29.4
アセトン	12.5	17.6	－
トルエン	12.5	17.3	32.2
トリクレン	12.8	17.4	31.1
メタノール	12.0	17.4	30.6
ガソリン	13.6	19.4	31.3
エンジンオイル	11.2	21.5	31.2
10％硫酸	10.5	19.3	22.8
10％水酸化ナトリウム	13.6	20.4	25.3
水道水	13.1	21.5	28.4

 

接着強さの溫度依存性

 

制品一覧表

二液常溫硬化形エポキシ樹脂系接着剤（氾用）　 （PDF　623KB）

 

二液常溫硬化形エポキシ樹脂系接着剤　 （PDF　594KB）

 

一液加熱硬化形エポキシ樹脂系接着剤　 （PDF　564KB